たったひとつの目的のために、
それぞれ別々の場所から集まってくる
好みも年齢も職業も家族構成も異なる人々。
その目的とは、
何百年も前に作られた音楽に耳を傾けること。
(自分のペースで鑑賞できる)絵画などを観に行くのとは少し違う。
まるで個人的な行いのようであって
実はまったく見ず知らずの人々と
一時の感動をシェアすること。
映画と違ってポップコーンを食べたり、
上演中に大きなリアクションをとることもない(トークは除いて)。
同じ時に同じ場所で
同じ演奏家たちの奏でる音を共有するということは
まさに一期一会であって、
ただ静かに、時には息を潜めて、
人の身体が生み出す音に
集中することができる特別な時間。
演奏が始まる前に携帯の電源を切る人を見ながら、
音楽を聴きに行くということは
そういうことなんだなあと思っていました。
イェフィム・ブロンフマンさんのピアノ、
彼の大きな手が鍵盤を包み込むような演奏でよかった。
We went to share a few hours of our time with strangers to enjoy
some pieces of music that were made long long times ago.
=Program=
Beethoven Cycle: Bronfman Plays Beethoven
by Vancouver Symphony Orchestra
B. Tovey (Conductor)
Yefim Bronfman (Piano)*
BEETHOVEN Leonore Overture No. 3
BEETHOVEN Piano Concerto No, 1 in C Major, Op. 15 (full)*
BEETHOVEN Piano Concerto No. 2 in B-Flat Major, Op. 19 (full)*
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