Wednesday, April 10, 2024


1週間の春休みが終わり、
娘の学校も再開。
一昨日の皆既日食は
私たちの住む北アメリカの西部では
完全な日食は見れないとのことで
少し話題に上がった程度でしたが、
完全日食の見れる東部のほうでは
大きな盛り上がり見せていました。
娘は今回の日食の説明を良く理解していて、
太陽、月、地球の位置関係に
面白いねーと言いながら出掛けていきました。
私も小学生の頃、特別なメガネかけて見たなあ。

その朝はいつもの丘を下り、
2時間ほどウォーキングをしました。
大きかった丘はその半分ほどが削られ、
道路が建設されている最中です。
歩ける場所も必然的に減ってしまいましたが、
それでも丘から見えるロッキー山脈はその日も
とても美しかったのでした。
起きたときはまだ-2℃でしたが、
どんどん気温も上がり6℃ほどに。
まだまだ新緑も見えない景色の中、
やっと咲き始めた野生クロッカスを見つけて
嬉しくなりました。


今月アメリカ出張で忙しい主人には
申し訳ないのですが、
私と娘は今日からしばらくの間、
ここよりも暖かい場所でゆっくりしてきます。

Happy Spring!

Monday, April 1, 2024


I hope you had a great Easter!

我が家は毎年聖金曜日にイースターティー、
日曜日にイースターディナーとしているので、
お茶菓子だけはオーダーしておきましたが、
私の中で今年は全くイースター熱が上がらず、
何も準備しないまま聖金曜日が来てしまいました。
何というか、もう娘も8歳で
そろそろエッグハントやイースターバスケットは
用意しなくてもいいかなと思っていたのですが、
実はまだイースターバニーが来るのを
楽しみにしているというのです...ありゃ。
なのでイースターバニーからは
バスケットの代わりに
お水が中に入ったフラフープを何とか当日に用意し、
慌ただしくも家の中でエッグハントをしました。
まだまだこれで大喜びしてくれる、可愛い8歳です。

さて、大体祝日のティータイムには
ケーキを焼いたり買ったりですが、
毎回同じパターンで飽きるので、
今年はトルコからバクラヴァを取り寄せました。
毎年クリスマスに「ナルニア」に出てくる
ターキッシュデライトを取り寄せようと思いつつ
必ず忘れるので、
(もうここ5年、やろうと思っては忘れる)
せめてイースターは忘れないよう
オーダーする日を決めて
カレンダーに書き込んでおきました。

以前トルコ土産で食べたターキッシュデライトは
もんのすごく甘くて、
本当に濃いターキッシュコーヒーが
良く合うなと思ったのですが、
こちらは買い忘れたので今回はエスプレッソで。
バクラヴァ、やっぱり甘いのですが、
私も娘もピスタチオ大好きなので
あれこれ食べられて楽しかったです。
バクラヴァはギリシャや中東だけでなく、
知り合い曰くセルビア辺りでもよく食べられているそうで、
私はいつも輸入品を扱うお店か
近所のシャワルマのレストランのものを買うのですが、
一言でバクラヴァとはいえ色んな形があり、
国によって味も何となく異なっていて
面白いですね。
ナッツの中ではピスタチオが一番好きですが、
バクラヴァはくるみのほうが好きでした。
やっぱりオーソドックスな
フィロ生地を重ねたパイのものが一番好き。

白いふわふわなのはピシュマニィエというそうです。
トルコの綿菓子みたいな感じと聞き、
娘が喜ぶかなと思って選びました。
初めて食べましたが、
ホロホロっと溶けてしまう不思議な食感で癖になります。
うーん、普通の綿菓子の方が淡白で
こちらはどこかバニラとナッツな感じ。
あ、穀物っぽい感じかな。

娘にどれが一番好きだったーと聞いたら、
お店がおまけで送ってくれた
ターキッシュデライトと.....なんと...。


イースターサンデーのディナーは
近所のお気に入りの
シャワルマレストランにプラターをオーダーし、
今年はとってもトルコなイースターになりました。
私も娘も
この中東、ギリシャ系のお料理が大好きなのですが、
普段はリーズナブルなお店で食べるので、
たまにこのレストランを選ぶと、
家族みんなテンション爆上がり。
(カナダ、特にアルバータの外食は
ものすごく高価なのです。
というか物価もなにも、すべてがバカ高い。)

ここのイースターと言えばハムやターキーが
一般的ですが、
毎回同じでもう作りたくないし
あまり食べたいとも思わないので、
いつもと違うお料理で
楽に美味しいイースターとなりました。
(あ、一応イースターの本来の意味も
ちゃんと娘に教えているんですよ。
食べてばっかりみたいな印象ですけど...)

バクラヴァですが、
イスタンブールから我が家まで4日で届きました。
今トルコの社会情勢が良くないのでちょっと心配でしたが、
やっぱり税関で開けられていました。
でも没収されることも税金を取られることもなく、
とってもスムーズにお買い物ができてよかったです。
バクラヴァは出来上がりをすぐ送ってくれるので、
パイもサクサクでフレッシュでした。
しばらく、コーヒーのお供が豪華になって
嬉しい私です。

どのお店からオーダーするか迷い、
最終的に今回は日本でも買える有名なギュルリュオウルにしました。
トルコではカラキョイ▪︎ギュルリュオウル (Karaköy Güllüoğlu)
日本ではナーディル・ギュル(Nadir Güllü)
という名前で展開しています。

Saturday, March 30, 2024

 


イースターのお飾り、
今年は地味になってしまいました。
猫柳の枝が近所に売っていないし、
山にもはえていないしで、
けっきょくそこら辺の枝を使ったけれど
フニャッとしていて、セラミックの卵が重い...


イースター休暇で学校はお休みですが、
雪は続いていました。
3月の終わりの雪には
太陽が当たってキラキラ光っていました。
キラキラ、
本当にダイアモンドが散らばっているみたい。
シベリウスの3月の雪のダイアモンドが
ウォーキング中もずっと頭をぐるぐる回っていました。


ところでイースター休暇の前日の朝、
普段通りウォーキングをしていたら、
何と氷の上で滑り、
思いっきり転んで後頭部をぶつけてしまいました。
コンクリートだったけれど氷が貼っていたおかげで、
カーンとすごい音はしたものの無事でした。
その日は、たぶんショックで何をするのもスローでしたが、異常はなくホッとしています。

雪が降って積もって、でも太陽の熱で溶ける。
その後夜から朝にかけて気温が下がり
溶けた雪があっという間に固まるので、
普段からとても注意しているのですが、
本当に危ないです。
気温がマイナス30℃の日々も
終わらない雪掻きもそんな苦ではないけれど、
この道の氷だけは本当に嫌いです。

Monday, March 25, 2024


最近娘が好きなのはギリシャ神話。

私はギリシャ神話やローマ神話はほとんど知らず、
娘にジュピターはどんな神様なのかと聞かれ、
答えられなかったので
神話の本を買ってあげることにしました。
ジュピターは一般に木星のことですが、
神話にジュピターって出てくるっけ?と思っていたら、
ジュピターはローマ神話で、
ギリシャ神話でいうゼウスのことでした。

ギリシャとローマ神話の名前が違うことに驚きましたが、
ちょっと考えればそうだよな、と。
エロスとキューピッドとか、
意味合いは同じだもんね。

という訳で、沢山あるなかから選んだ子供向けの本は
ナショナルジオグラフィックのもの。
Donna Jo Napoliさんの文章に
Christina Balitさんの挿し絵が美しいです。
これは古代エジプト神話や北欧神話などの
シリーズになっているので、
近いうちに別の内容のものも買おうと検討しています。

ギリシャ神話は、子供向けでも「ええ!?」っと
驚くようなお話が多くて、
神でも私たちの想像する神とは程遠く、
人間の嫌な側面などがよく描写されていて
面白いというか、何というか。


もうひとつ一緒に買ったのは、
ポンペイについての本です。
実は最近これまたはまっている
マジックツリーハウスという本のシリーズに
出てきたポンペイに興味津々で、
簡単に、でも子供でも良くわかるような本ということで、
娘の読解にキンダーの頃から使っている
Step Into Readingシリーズのものを。
簡潔でわかりやすいです。
噴火したヴェスビウス山や遺跡の写真は
ネットで見せてあげたのですが、
ポンペイというと、石膏で再現した
死体の写真がどうも沢山出てきてしまって、
レプリカとはいえ娘にはまだ早いので
子供用にイラストなのが助かります。

そんなこんなでポンペイを読み終わったのは
2月の終わりでしたが、
何と3月に入って突如
ポンペイから新しい発掘がされたというニュース。
しかも発掘されたひとつが、
ギリシャ神話に出てくる
フリクセスとヘレという兄弟のもので
その偶然に笑ってしまいました。


Exerpted from The Guardian.
Issued on March 1, 2024



「マミー見て」と見せてくれた最近の絵に
デメテルとガイアのものがあって、
どっちが好きなのか聞いたら
「ガイア」と答えたので、
ガイアのほうをフレームに入れて飾ろうと思います。
ガイアはギリシャ神話の地母神です。


娘のプレイルームは
娘のアートギャラリーにもなっています。
上の絵は幼稚園の頃に描いた自画像で
私のお気に入りです。

Monday, March 18, 2024


最近の楽しみ。

ずーっとずーっとやりたいと思っていた
サワードウ作り、挑戦してみることにしました。
種の完成後、最初に焼いたのは
やっぱりオーソドックスのカンパーニュ。
ここではカンパーニュとは言わず、
普通にサワードウブレッドと呼ばれています。
日本では天然酵母だとレーズンなどの
フルーツを使っておこす酵母も人気ですが、
ここではあんまり聞いたことがありません。

たぶんもう10年以上も前、
バンクーバーの友人に教えてもらって
カンパーニュを作ったことがあったのですが、
あのときはサフだったかドライになった天然酵母を使っていたので、
その後数回焼いて終わってしまったのでした。
(ドライの酵母が簡単に買えなかったので)
今回は本当にパン作りの基本、
水と小麦粉だけで作った種です。
寒いので発酵にものすごく時間がかかるのですが、
木曜夜に仕込んだ生地で金曜日の朝に焼きました。
水と小麦粉と塩だけのパン。
この3つだけでパンが出来るって、
現代の私たちにしてみると逆に驚きですよね。

そして週末にはシナモンロールと
もう一度カンパーニュを焼きました。
カンパーニュ、2回目の方が上手く焼けました。
クープ(切れ目)をエイッと思いきって入れたのも良かったかな。
道具は揃えず家にあるもので焼いていますが、
それなりに形になっている...かな?

ところで今回色々資料を読んで知ったことは
小麦粉の違い。
カナダでは薄力粉はall-purpose flour、
強力粉をbread flour、
そしてケーキなどを作るものを
pastry flourといいます。
アメリカも呼び方は同様かと思うのですが、
カナダとの違いはプロテインの量の違い。
私が使ったレシピはアメリカの方のものなので、
パンのレシピには強力粉を使うようにと
書かれているレシピが多いのですが、
実はカナダの薄力粉のプロテイン量が
アメリカのものよりも多くすでに強力粉並みなので、
薄力粉でも大丈夫なよう。
実際、私は小麦粉は薄力粉(all-purpose)しか買わないので
今回もすべてall-purposeを使いました。
一応原種は全粒粉でおこし、
途中の継ぎ足しからall-purpose。
全く問題ありませんでした。
一般的な小麦粉も国が変わればで、
アメリカとイギリスでも小麦粉の成分は
かなり異なるみたいです。

普段は国産のRobin Hoodの
漂白されていない小麦粉を買っていますが、
(Unbleachedと書かれています)
パンを焼く人の間でとても人気な
アメリカのBob's Red Millのものを買ってみました。
このブランドの製品を良く買いますが、
小麦粉は初めて。
違いは...今はまだ良くわかりません~。

次は何を焼こうかなーと思いつつ、
ある程度セーブしないと
あっという間に太ってしまいそうです。

Sunday, March 10, 2024


Crate and Barrelの新作2点をオーダーするか迷っていて、実物を見に
普段行かない遠くのモールに行ったけれど、
両方とも思っていたよりずっと大きくて
結局買いませんでした。
久しぶりに物欲が沸いていたのに残念。

でもモール内で大きなイースターエッグの展示があったので、遠出して良かったかな。
ウクライナの技法でピサンキと呼ばれる
イースターエッグ。
実際は蝋を使って絵付けをするようです。
イースターエッグって、
どうしてこうも心をくすぐるのか。


この日は朝、初めて行くエリアのカフェへ行ってみました。
コーヒーにメレンゲがおまけでついてきたのが嬉しかったのですが、
メレンゲ好きの娘が
ペロッと2つとも食べてしまいました。
美味しかったそうです。
子供って好きね、メレンゲ。
久しぶりに食べたカヌレが
もちもちで美味しかったです。
とっても狭い店舗なのですが
雰囲気のあるオープンテラスに座れるようになっています。
とても混んでいたので持ち帰りにしたら、
丁度席が空いたので店舗で頂きました。
まだ寒いので沢山ブランケットが用意されていましたが、
それでもやっぱり寒かったので、
暖かくなったらゆっくり座って
キッシュ食べたいなーと思ってお店を後にしました。

Thursday, March 7, 2024


雪が降り続けたひな祭りの週末は家籠り。
寒いし、雪も20cm以上積もりました。
いつまでも、ここにいたいらしい冬。

毎年この時期天気が悪くて、
ちらし寿司の材料を買えず、
何もしてあげられないのですが
ケーキだけは買ってこれました。
前週に遊びに来ていたお友達に雛人形を紹介したり、
ひな祭りのオルゴールを聞いたり、
娘も嬉しいイベントのようで、
お雛様をしまうときはいつも寂しそうにしています。


ショール、なかなか時間がかかってしまいました。
手元にある毛糸で何とかあわせて編んだのですが、
色合いが、春ここで一番最初に咲く
野生のクロッカス(prairie crocus)のようで、
もう少し暖かくなったら
これを巻いて丘を歩きに行きたくなりました。