Tuesday, July 21, 2015


この夏、
日本のお友達から素敵なお手紙が何通か届きました。
こういう文体を詞華と呼ぶのかなと思いながら、
どれも嬉しく読みました。
詞華(しか)とは美しい文や詩を表す言葉で、
いわゆる言葉の花束のことだそうです。
彼女たちの文章はどれも穏やかで、
ほんと、優しさの詰まった花束のよう。
私もまた、彼女たちに夏の便りを送ります。

また暑い日が戻ってきたので、
お友達のひとりが送ってくれた
ルイボスのブレンドでアイスティーを楽しんでいます。
アイスティーのフルーティな香りに加わり、
お庭のスイトピーの甘い香りが
シベリウスの歌とともにリビングを行ったり来たり。
彼女が別に送ってくれた本も
毎日音楽の中でちょとずつ、
ほうほうと頷きながら読んでいます。
本の内容に圧倒されて、
歌い手の声も聞こえなくなることもあったりしますが、
シベリウスは夏に聴いても心地良い。
北欧の言葉なので
歌詞カードを見ないと意味がわからないのも
心地良い理由のひとつかもしれません。
そんなシベリウス、
今年は生誕150年だそうです。

Reading a book my friend sent me 
in the presence of Sibelius' songs and sweet floral scents in the air.

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