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Friday, September 22, 2023


月曜日、朝8時くらいの丘。


火曜日に


水曜日。

~

"I don't want to be a part of the world
where being kind is a weakness."

Keanu Reeves, Actor


カナダの俳優キアヌ▪︎リーブスは
尊敬したくなる人柄が珍しい俳優さんですが、
彼の「優しさが弱味になる世界の一部にはなりたくない」
という言葉が、心に刺さります。

そうでありたくない、でもそういう世界に住んでいる。

道徳や常識が通用しにくくなり、
学校にも不信感が募り始め、
友人や近しい人との間にも考え方の相違が
顕著に感じられるようになり、
周囲の目に寒気を覚えることもある。
自分の意見を述べる勇気は必要なときもあるけれど、
その部分だけが出来たってダメだし
協調性の大切さやそこに隠された力を軽視するのは
とても愚かなことだと思う。
でも、情報の会得もその信憑性を見極める力も、
これまでとは違う、もっとずっと個人で
責任を持っていかなくてはならないんだと身に染みる。
知らなくても生きていける、
周りと同じにやっていれば生きていける、
そういう時代ではもうないんだと思う。
どういう親でいるか、どうあるべきなのか、
どういう人間でいたいのか、
子供にどう教えて、どう寄り添ってゆくべきなのか、
今まで以上に自分で考えて
行動しなければいけない世界になってしまった。

最近もう本当に色んな事があります。
まあそれが年を重ねるということなのでしょうが。

~

それにしても、
月曜から木曜の朝はずっと1℃~3℃だったけれど、
金曜日になって-1℃になりました。
すでに手袋や毛糸の帽子をかぶって登校です。
今年はまた娘のスノージャケット、スノーパンツ、
そしてスノーブーツがどれも
キツくなっていて買い換えました。
あっという間に数万円...チーン。
でもこれでいつ気温が下がっても安心です。

Thursday, February 2, 2023

 


"I never eat December snowflakes.
I always wait 'til January."

The quote is from "A Charlie Brown Christmas"

スヌーピーで有名なピーナッツの漫画*に、
黒髪のルーシーの台詞で
「私は12月の雪の結晶は食べない。
1月まで待つの」
というのがあるのですが、
確かに12月より前と1月に入ってからの雪って
感覚が違うんです。
もちろん地域性は関係しますから、
私が住むところでは、ということですが、
前半の雪は湿っぽくて、後半はざっくりな感じ。
なので1月過ぎてからの雪は、
結晶が裸眼で見えることが多いです。
ヒラヒラ舞い降りているときも、結晶の形が見えます。

またBCにいた頃はスノーマンをよく作りました(主人が)。
でもここだと、スノーマンがとても作りにくい。
サラサラの雪なので固まりづらいのです。
その代わり、雪がやんで人が歩く前に箒で履けば、
私でも簡単に雪掻きできます。
乾燥地帯なので、雪の上から圧力を加える、
つまり歩くとすぐ固くなって地面にひっついてしまうので、
家の前の道がコンクリートの我が家は、
早めに掃くのがコツ。
ちなみに、家のまわりの歩道は、
その家の人がきちんと掃かないといけない
ルールになっています。
雪掻きなどをせずにいて、
歩行者が滑って転んで怪我をしたとなると
家主の責任になるそうですよ。

写真は2月1日の雪で、地上にも服の上にも
とてもきれいに結晶が残りました。

~

この日は友人の誕生日パーティがあったので、
先月編んだショールをギフトとして持っていきました。
お互いにお金を余り使わないようにしようと
約束している友人なので、
余っていた毛糸を使って編みました。
十分な毛糸がなく
元のデザインとは変わっていますが、
色も編む順をかえているだけ。
でも喜んでもらえたので良かったです。

*Youtubeにそのシーンがありました。
by Warner Bros. Entertainment

~

追記


とか思っていたら、
娘が数日後に頑張って作ったスノーマンが
家の前に立っていました。

Tuesday, October 18, 2022


Nothing gold can stay.

Robert Frost

 朝、娘を送るときに見える空は
ピンクだったり黄色だったり、いつも美しい。
この日の朝は燃えるような朝焼け。
この朝焼けも5分後には消えてしまいました。

フロストも美は永遠ではないと言っていたなあ。

Sunday, October 2, 2022


ニーチェは 
「秋は自然よりも魂の季節だということに気付け」 
と言い、 
フィッツジェラルドは 
「空気がパリッとなる秋に人生が再び始まるのだ」 
と言いました。
カミュは「すべての葉が花である秋はふたつめの春だ」と。 
そして
「秋が続く限り、 目に写る美を描くのに十分な 
手もキャンバスも色もない」 
と言ったのはゴッホでした。
 

~ 

秋、なんて贅沢な季節。 

Thursday, September 23, 2021


この世をば 我が世とぞ思ふ
望月の 欠けたることも なしと思へば

藤原道長 (出典不明)

"この世は私のためにあるように思える。
満月が欠けることのないように
私は完全に満ち足りているから。"

~

Mid-Autumn Festival.

中秋の名月、
今年はとても美しい月でした。
当日は、夏の終わりに買っておいた月餅を
娘とワクワクしながら開けました。
一昨年は台湾風にパイナップルの入った月餅にしたけれど、
今年は日本風というのを見つけたのでそれに。
栗、カボチャ、ポメロ、柚子の4種類の餡でした。
スーパーにはものすごい量と種類の月餅が売っていて、
結構高額なんです。
どれがいいのかさっぱりわからないので、
スーパーのですが、カナダ産のを買いました。

月餅は元々、満月をイメージして
卵の黄身を入れるのが風習だと思いますが、
黄身はドライなので子供には食べにくいんです。
なので黄身なしにして正解。
月餅で一般的な蓮の実の餡やゴマ餡も好きだけど、
栗やカボチャ餡はやっぱり美味しいですね。

本来ならば、
月見団子を作って、すすきを飾って、
月のウサギの話をする。
そんな日本の風習を
娘に教えてあげなければいけないのですが、
毎年月餅を食べるのが小さな楽しみでつい...
七夕もまだ教えたことがないし、ダメダメだなあ...

~

月を詠んだ和歌はたくさんありますよね。
私は特に、シンプルな
崇徳院や大江千里のものが好きです。
藤原道長の歌は
初めて読んだときに、
自分がいつか命を終えるとき
こんな風に思える人生だったらいいなと
ふと思わせてくれた歌です。

Wednesday, June 24, 2015


“私は近ごろ、誰しも人は少年から大人になる一期間、
大人よりも成熟する時があるのではないかと考えるようになった。”

坂口安吾「風と光と二十の私と」

〜

数年前に私のアシスタントとしてボランティアしてくれていた子に久々に会ったら
彼はもう二十歳になっていて、当時のふわふわした印象がすっかりなくなっていました。
そんな彼を見ていたら、高校生の頃に好きだった坂口安吾の言葉を思い出しました。

Wednesday, November 5, 2014


"Ei! wie schmeckt der Coffee süße,
Lieblicher als tausend Küsse,
Milder als Muskatenwein."
from J. S. Bach's "Schweigt stille, plaudert nicht (Kaffekantate)"

散歩に出ることも、流行のスカートも、
窓から外を眺めることさえ禁止にされても、
大好きなコーヒーだけは飲みたいという娘さんと、
その娘に手に余した父親とのやりとりが歌われた風刺劇。
千回のキスよりもマスカットのお酒よりも甘いコーヒーは
一体どれだけ甘かったんだろう・・・。
テンポがよく楽しい雰囲気が好きで、
これを聴いていると
キャラメルやトフィーが入ったお店で飲む
甘〜いコーヒーも飲みたくなります。
普段はブラックで飲むのが好きなんですけどね。

"Ah! How sweet the coffee tastes,
Sweeter than a thousand kisses,
Milder than muscatel wine."
from J. S. Bach's "Be still, stop chattering (Coffee Cantata)"

Music: "Schweigt stille, plaudert nicht (Kaffeekantate)"  by J. S. Bach
歌手の演技(?)も可愛い。ソプラノはアン・グリムさんです。

Friday, October 17, 2014


たつた姫 たむくる神のあればこそ 秋の木の葉は 幣(ぬさ)と散るらめ
兼覧王「古今和歌集」第五巻・秋下298 (解説)
〜
ある本に載っていた日本の女神様のこと。
昔は日本の四季は4人の女神が支配していると考えられていたそうです。
都を囲む山々東西南北に住む女神は
東に春の佐保姫(さほひめ)、南に夏の筒姫、
西に秋の竜田姫(または立田姫)、そして北に冬のうつ田姫というお名前だったとか。
元々は中国思想から来ているようですが、
中国では四季をコントロールするのは男性だったそうです(黒帝、白帝、青帝、炎帝)。
そういえば、ミュシャも四季を女性に例えて描いていましたね。
あの女性たちも女神様だったのでしょうか。
竜田比古神という旦那様を持つ秋の竜田姫は
平城京の西の竜田山に住んでおられ、
染色を得意とするお裁縫の神様でもあるそうです。
古来の日本では染色は女性にとってとても重要な仕事であり、
また秋の木々が色付くことを「染める」と言ったことから、
毎年竜田山を美しい紅葉へと変える竜田姫を、染色の得意な方とされました。
以来「竜田姫」という言葉は「染色が上手な人」という形容詞でも使われたそうです。

ところでずいぶん前にもう秋だなと呟いたのですが、
実は今年は秋の訪れがとてもゆっくりで
つい最近まで麦わら帽子をかぶっていました。
ここ数日雨が続いてい適温もぐっと下がったので、
やっと麦わら帽子はしまうことができそうです。

There are four goddesses to represent each season in Japan.
Spring goddess lives in the East, Summer in the South,
Fall goddess in the West, and the winter in the North.
The goddess of Fall is called, "Tatsu-hime ('hime' means 'princess'),"
and she is great at sewing and dyeing.
Do you have this kind of old tale in your country?

Friday, October 3, 2014

October.
I shall make my reading list for cold days.


しづやしづ 賤(しず)のをだまき 繰り返し 
昔を今に なすよしもがな

吉野山 嶺の白雪踏み分けて 
入りにし人の 跡ぞ恋しき

静御前

===

雨の雫の落ちる音が聞こえてくると、
実家の私の部屋を思い出します。
部屋の外の雨樋が少し外れていて、
よく雨垂れの音がしていました。
自分の他に誰もいない部屋の
カウチに座っているとよく聞こえる雨の音。
でもそんな日はページを繰る音も
一層強まるような気がします。

父からもらった(勝手に抜き出してきたとも言う)
ある本を再読していたら、
その内容をほとんど忘れていたことに驚きました。

かの源義経は日本で自害したのではなく
実は蒙古に渡り
成吉思汗(ジンギスカン)になっていたという仮説を
ひとつひとつ紐解いていくお話なのですが、
とにかく最後まで読み終えた時の衝撃といったら!
ネタバレになってしまうけれど、
成吉思汗の名前そのものに
ある方への想いが込まれていたというエンディングで、
歴史ロマンを堪能しました。
あくまでもフィクション、
でもなんてロマンティックなんだろう。

Book: 「成吉思汗の秘密」高木 彬光

Monday, March 17, 2014


暮らしは分が大事です
気楽が何より薬です
そねむ心は自分より
以外のものは傷つけぬ

堀口大學「座右銘」

===

人を妬んでも傷つくのは自分ですよと。

今日は朝から霙ですが、空気がね、もう春の匂いなんです。

Being envious towards someone else can only bring you misery.
Look up. The air is already springy.


Thursday, January 23, 2014


"Change without sound, yet change nonetheless,
and change that was important, although sometimes invisible as well as silent."

"No Great Mischief" by Alistair MacLeod

〜

「移住」「祖国」「血縁」「変化」「順応」という言葉の意味を考えつつ、
カナダという国の面白さと一抹の寂しさ、
そして同時に言葉にできない温もりも感じました。
彼の作品を読むと、なぜかいつも冬の音に囲まれているような錯覚に陥ります。
ところで今年は北米の極寒がニュースでも伝えられましたが、
同じカナダでも西部は暖冬で、びっくりよりもちょっとした恐怖を覚えます…

Book: No Great Mischief by Alistair MacLeod(日本語訳)

Tuesday, November 19, 2013


森を流れる時も、牧場(まきば)を流れる時も、
冬、氷の下を流れる時も、夏、炎熱のあひだを流れる時も、
お前は同じ姿に流れながら、季節と岸のために
昔ながらの新味を与へる。
美しい河よ、市(まち)の苦悩からのがれ得て、
人は時に来てお前の岸辺に坐して
静かなお前の波と一緒に
流れ去る歳月を感じ味わふ。

ヴァンサン・ミュズリ「河流」堀口大學・訳

〜

ゆっくり過ごした午後のしめくくりに歩く川岸は、
楠みのないブルーライトで染められたような発色がきれいでした。

We walked along a river just before the sunset and enjoyed the view in blue. 


*ヴァンサン・ミュズリ(ヴァンサン・ミュゼリの場合も)についてネットで捜したのですが、
フランス語ばかり(読めません)で、日本語や英語ではほとんど出てきませんでした。
ヴァレリーやアポリネールと同時期に作品を残した方なので、
堀口大學氏の友人(または友人の友人)だったのかなあと思っています。

Monday, October 7, 2013


先日の電話で、あることに対して「今は我慢するときなの」と母が言いました。
大好きだった「すべてのことには時がある」という聖書の一節を思い出しました。
君もきっと、今は待つときなんだね。

The last time I was on the phone with my mom,
she said something like, "now is the time I need to be patient."
That reminded me of verses from the bible that everything has its own time.
It's time for you to wait, too!

旧約聖書「伝道の書 3:1-8 (Ecclesiastes 3:1-8)」