新居に入れるまでの数週間、
眠るのは車の中だったり、義母、義父の家それぞれのカウチだったり、
ホテルのベッドだったり。
今は街の真ん中にそびえ立つようなカジノ付きのホテルにて、
無駄に大きなキングサイズのベッドでPCを開いています。
窓の外には真っ青な田園風景とかオーシャンビューとか歴史的建造物なんていう
そんな贅沢さはまったくなくて、
私が過去10年近く住んだ町の平凡な情景が広がっています。
一応17階のマウンテンビューという名目ですので、
町の後ろには山が参列していて、
その中に私たちが暮らした山もあったりします。
平凡な情景だけれど、朝、昼、そして光が点る夜の風景それぞれは、
見慣れたただの雑多な町並みではなくて、
町のスピードも音も走行する車に反射する光の角度もみんな異なる様。
はじめてこの国に来たときにこの街の夜景を見て、
ピンク、ブルー、グリーンとカラフルに光る東京の夜との違いに驚かされました。
ポツンポツンと浮かぶ光はオレンジのようなゴールドとシルバーだけだったから。
あの頃は、掌の中に隠した蛍の光が消えないように祈るような想いで、
その情景の美しさを脳裏に焼き付けたい気持ちで一杯だったな。
I'm enjoying the view from the window of our hotel room.
